• 検索結果がありません。

文章や数式の入力は,ハイライトによって文書の一部分があらかじめ指定されているとき以外 は,カーソルが点滅している箇所で行なわれます. カーソルの直後で,次にタイプした文字が入力 されたり,選択したコマンドが実行されます. 文書を作成するとき,カーソルを移動する必要が頻 繁に生じます.

また,文書の他の部分を見たり別の文書を見たい時,スクロールやナビゲーション機能を活用す ると,文書内や文書間での移動が簡単に行なえます.

2.4.1 カーソルの移動

カーソルを動かすにはマウスやキーボード,あるいはnum lockがオフのとき,テンキーの矢 印キーを使います. ナビ機能を使ったときもカーソルが移動します.

◮マウスを使ってカーソルを移動する

• カーソルを移動させたい所にマウスのポインタを置いて,クリックします.

◮キーボードを使ってカーソルを移動する

• 下記の表のコマンドを使います.

カーソルの移動場所 キー

左 左矢印

右 右矢印(数学モードでスペースキー)

上 上矢印

下 下矢印

行頭 home

行末 end

右側の単語 ctrl +右矢印

左側の単語 ctrl +左矢印

テンプレート内の次の場所 tabまたは矢印

テンプレート内の前の場所 shift + tabまたは矢印 テンプレートの外 左右矢印またはスペースキー

次画面 page down

前画面 page up

文書の先頭 ctrl + home 文書の最後 ctrl + end 別の文書の画面 ctrl + tab

2.4.2 画面のスクロール

マウスやキーボードを使って画面をスクロールできます. 横方向については,画面のサイズに合 うように自動的に改行されます. したがって,画面のサイズを超える横長の表など,途中で改行す ることのできないものを見るとき以外は,横方向にスクロールする必要はありません.

マウスでスクロールするには,文書画面のスクロールバーのボックスをドラッグします. バーの 中のボックスは,現在表示されている画面が文書全体で,凡そどこに位置するか,その目安を示し ます. マウスでスクロールすると,カーソルは移動せずにスクロールを始めたところに留まります. キーボードでスクロールするには,目的に応じて次の表に示すキーを押します. 複数のキーを使 う場合もあります. キーボードでスクロールするときは,カーソルはスクロールと共に画面を移動 します.

36 2 操作画面の基本操作

スクロール マウス キー

上 スクロールバーのボックスを上にドラッグ 上矢印を繰り返し押す 下 スクロールバーのボックスを下にドラッグ 下矢印を繰り返し押す 文書の先頭 ボックスをバーの一番上までドラッグ ctrl + home 文書の最後 ボックスをバーの一番下までドラッグ ctrl + end 前画面 ボックス上方のスクロールバーをクリック page up 次画面 ボックス下方のスクロールバーをクリック page down

一行上 スクロールバー最上部の矢印をクリック 上矢印をその行が出てくるまで 繰り返し押す

一行下 スクロールバー最下部の矢印をクリック 下矢印をその行が出てくるまで 繰り返し押す

2.4.3 ナビゲーション

ナビツールバー,履歴ツールバー,リンクツールバー,あるいはジャンプメニューのコマンドを 使って,セクション,,マーカーなどへ素早く移動できます. (そのために、プログラムはセクショ ンのヘッダを節とみなします)ナビツールバーのボックスにはセクションが一覧表示されます. 細は第4文字の入力や第10“タイプセッティング用の文書作成”を参照して下さい.

また,作成したリンクに従ってある文書から他の文書へ移動することができます. ハイパーテキ ストリンクの機能を使うと,文書内,文書間,またインターネット上のターゲットへと移動できま す. ハイパーテキストリンクの詳細は第11“オンライン文書の作成と利用”を参照して下さい.

◮他のセクションへ移動する

1. ナビツールバーに表示されたセクション名をクリックします.

文書のセクション名一覧が表示されます. その時,現在カーソルのあるセクション名がハイ ライトされています.

2. 一覧の中から目的のセクション名をクリックします.

目的のセクション名が画面に表示され,カーソルはそのセクション名に移動します.

◮前のセクションへ移動する

• ナビツールバーの前のセクションボタン をクリックするか,ジャンプメニューより前 のセクションを選択します.

◮次のセクションへ移動する

• ナビツールバーの次のセクションボタン をクリックするか,ジャンプメニューより次 のセクションを選択します.

マーカーへ移動する

1. ナビツールバーのマーカーへジャンプボタン をクリックするか,ジャンプメニューよ

りマーカーへを選択します.

2. ダイアログボックスの一覧で目的のマーカーを選択し, OKボタンをクリックします.

節へ移動する

1. ジャンプメニューから節へを選択します.

ダイアログボックスに,現在カーソルのあるパラグラフの番号が表示されます. 2. 目的のパラグラフの番号を選択してOKボタンをクリックします.

◮ハイパーテキストリンクのターゲットへ移動する

• リンクにカーソルを置いて,ツールメニューから実行を選択します. または

• 読込み専用ファイルでないときは,ctrlキーを押しながら,リンク箇所をクリックします. または

• 読込み専用形式で保存したファイルの場合は,リンク箇所をクリックします.

前にいた場所へ戻る

• 履歴ツールバーまたはリンクツールバーの履歴戻るボタン をクリックするか,ジャン プメニューより履歴戻るを選択します.

◮前にいた場所へ戻るをやり直す.

• 履歴ツールバーまたはリンクツールバー上で,履歴進むボタン をクリックするか,ジャ ンプメニューから履歴進むを選択します.

履歴進むコマンドは,履歴戻るコマンドで履歴リストを移動しない限り,アクティブにはなりま せん.

2.4.4 履歴リストの利用

プログラムは履歴リスト上で行った全てのジャンプを記録します. マーカーへのジャンプの度 に,プ ロ グ ラ ム で 作 成 さ れ た 文 書 が シ ス テ ム ま た は ネ ッ ト ワ ー ク 上 に 開 か れ る か,あ る い は, ンターネット上にあるテキストファイルが開かれ,履歴リストの最上位に移動先が追加されます. ジャンプの履歴を見るためにリストを表示することも可能です. また,このリストを使って,移動 メニューからのコマンドや履歴ツールバーやリンクツールバーのボタンでの操作のように,移動し たり,元に戻ったり,リスト上の移動先へ行ったり来たりすることも可能です.

◮履歴リストを表示させる

移動メニューから,履歴の表示を選択します.

プログラムがリストを開くと,開いている文書で行ったジャンプの記録が,新しい順に表示 されます.

38 2 操作画面の基本操作

◮履歴リストで項目を移動する.

履歴リストを開いて,目的の項目をダブルクリックします.